ウィルチェアーラグビーチーム：アックス

【6/9】　成田から行ってきます。　-----------------

新たに国際ターミナルが出来たので羽田から出発できると思ったら、釜山空港行きの飛行機があまりなくて普通に成田から出国。
ちょっと残念。

韓国旅行楽しみだなぁ。と平気で言う川下君。
おぃおぃ、旅行じゃないから。
僕らはラグビーをやりに行くんだからね。

カートにラグ車と荷物を一緒に積んでる姿に感動。一瞬、どのように積んでいるのか分からなくて思わずしげしげと見てしまう。

なるほど、荷物が先の場合は逆さにしてね。ふむふむ、考えるものですな。
他にはどんな積み方が？

…普通に横積み。こう来たか。

っていうか、
ボールは空気抜いて来いって言ったろ！手袋もバッグ入れろ！
このまま運んではくれんぞ。普通に持ってきやがった。

さてさて、搭乗手続きをするためにチェックインカウンターに行ったところ「飛行機が小さくて貨物室に荷物が入らない。」 という何だそれな事情で、急きょいくつかの預け荷物を手荷物に変更する事に。そのため機内持ち込み制限品を抜いたり、数人の荷物を一緒にまとめたりで大わらわ。

ようやく手続き完了かと思いきや、手荷物検査で抜き忘れた機内持ち込み制限品が次々と発見。 シャンプーにハサミ。そして酒。
酒？これは岩淵君の先方へのお土産らしい。1本抜いてOKですかと尋ねたら、まだありますと。3・4本隠し持ってたぜ。

その上、連盟から借りた救急バッグからはナイフが発見！
銃刀法違反の恐れありと警官が現れて、そのナイフの刃渡りを計りに…というかこれはシャレにならん。「僕ら、こんなの入っていたなんて知らなかったんです。」と言っても許してもらえんだろうな。なんて考えていたら 微妙に短かったそうでお咎めはなし。
ほっとする。

密輸品が発見される時ってこんな感じなんだろうか。
もちろん、今回は事情があるので一時押収されたのち、釜山空港到着時に返ってきます。安心。

とにかく無事に出国です。

バスに揺られて…。

1時間半のフライトであっという間に釜山空港へ到着。あぁ、近いって素晴らしい。迎えの人と挨拶もそこそこにバスに乗る。

韓国の車窓を楽しむ。平井は関越道から見る風景と一緒だと喜んでいる。まぁ、確かに似てる。

飛行機と同じくらいバスに揺られ、飽きてきたころ会場のあるグミ市に到着。右側通行とハングル文字以外は日本みたいだ。

地図も載せておく。結構な移動距離。

会場についたら。

小高い丘の様な所に会場である「朴正煕体育館」が建っていた。今大会を取り仕切るアトラスチームの監督さんがお出迎えしてくれた。お世話になります。
体育館ではすでに他チームの試合が行われていた。

挨拶もそこそこに、飯を食えと促される。
実は到着早々だが試合があるのだ。我々はラグビーをしに来た事を忘れてはいけない。

どんなお弁当が出てくるのだろうと思ったら、え？寿司ですか。
しかもエビ三昧にタイ（?）三昧。しかもワサビの色があやしいほど綺麗な緑色。暗闇に持っていったら光るような色。
おいしく頂きました。好き嫌い無いし。

食べた後は即試合の準備。開会式もあるそうだ。慌ただしい。

延々と続く来賓のお言葉。いわゆるキッチリした開会式。それにしても来賓が多くて驚いた。国歌斉唱もあるし。

開会式の後は我々の試合。
この大会は、ラグビーが出来る四肢麻痺のプレーヤーのチームの他に、脊損等が混ざるオープンクラス。大学生チームや審判・スタッフなども参加できる一般クラスが出場している。
今回の相手はなぜかオープンクラスのチーム。だからみんな、速い！ そのためかパンク続出。
さっそく三山君大忙し。
速さに負けず勝ちました。

この試合で本日の予定は終了。
それじゃー、ホテルに行くぞ！ と慌ただしく撤収。再びバスに乗る。常に急かされている感じだ。

ホテル。

バスに揺られる事十数分。山の上にある豪華なホテルに到着。こんな豪華なホテルで良いんですか？
中途半端に夕飯（寿司）を食べてしまったので少々お腹が減ってきたが、山の上のためにまわりに店はなし。自販機も売店もないそうだ。

あぁ、困ったな。誰が山を降りるのか？
と思ったらチキンの差し入れです。何から何まですみません。

そんなわけで飛行機とバスのを乗り継いだ長い一日が終了する。

【6/10】　2日目。　--------------------

大会2日目。本日から通常クラスのチームと対戦です。どのような試合になるのか楽しみです。

試合まで時間があるのでぶらりと散策。みんなが玄関わきにある貨物用の様なエレベーターで行ったり来たり。駐車場があるのかと聞いてみたら地下にもコートがあるそうだ。なので探検してみる。

地下では脊損チームの試合が行われていた。
スピーディーな試合。ラインクロスなんてお構いなし。実に荒々しい。
たぶん、おそらく、あれはレギュレーション違反だなというラグ車も盛りだくさん。そういった意味でも荒々しい。
でも細かい事は抜きに、「ラグビーをみんなで楽しむ」という意図は伝わる。

さぁ、そろそろ本日の試合の準備をしなければ…

試合だよ。

対戦相手は昨年の日本選手権時に来日した「kyung-buk Atlas」女の子の多いチームです。相手は連続試合でお疲れだけどそれはそれ。全力でぶつかります。

ローテーションで回して全員出場。がっつり勝たしていただきました。

まぁ、だいたい記念写真とは数枚撮るもので、この時も2枚ほど撮影。どっちが写りが良いかなぁと見比べていたら…何かおかしい。っていうか人数が多い？

良く見たら知らない奴が写りこんでた。赤だから気がつかなかったよ。しかもアンタ、いい笑顔じゃないか。

さてお昼ご飯ですよ。

今日はどんなお弁当何だろう？と思ったらケータリング方式。HOT（暖かい）でHOT（辛い）なご飯が出てきた。何を食べてもキムチ味。しかも本場の辛さは一味違う。

仕事の関係で遅れてやってきたあゆみちゃんが無事に合流。

もうひとつ、試合だよ。

次は韓国で一番強いという噂の「Seoul Wheelline」
そりゃ、強いはずだよ。ほとんどが韓国代表だもの。ブルドッグスにに所属しているジョンデも韓国ではこのチームですよ。

でも勝っちゃったけど。

再び、ごはん。
なにやら会議室の様な所に通された。当初は夕飯は出ないという話だったのだがこういう予定変更は大歓迎だ。
ホテルに帰った後、誰が下山するかでもめるだろうし。

食っているか、まったりしているか。
そして、まれに試合写真が入る。という王道の展開。

こうして、2日目が終わろうとしているのだった。

あやしい笑いをしながら盛り上がっているジョンデとShin。
どんな話題か気になるが、後ろのおばちゃんの髪形も気になる。